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このブログでは、私の転職経験などを紹介してきました。

転職を考え始めたのは、「このままの働き方を続けていていいのかな」と感じた頃でした。
周りに合わせて頑張ってきたけれど、どこか無理をしていた気がします。
「もっと明るくふるまわなきゃ」「もっと『強い自分』を見せなければ」――
そうやって『理想の社会人像』を演じ続けて、自分らしさを見失っていたような気がします。
やりがいを持って取り組んできたプロジェクトの中止などもあり、
部署異動の希望を出すべきか、いっそ転職するか、悩んでいた時期でもありました。
その中で「異動するにしても、転職をするにしても、選ばれるような『強い』人間でなければならないのでは…?」などということも感じていました。
そんなときに出会った2冊の本が、
「強くあることだけが正解じゃない」と教えてくれました。
転職を決意するまでのあいだ、自分を支えてくれた大切な本です。
『「謙虚な人」の作戦帳』(ジル・チャン著)
静かな性格のまま、自分のペースで成果を出せる
この本を読んで、自分の中にずっとあった「謙虚=弱さ」という思い込みが変わりました。
著者は、静かな性格のままでも成果を出す方法を、実体験をもとに丁寧に語っています。
「謙虚で控えめな人たちは、『相手を失望させたくない』『ここまでやらないと価値がない』という考えで努力する。
しかし、その努力がプレッシャーを生み、やがて自分をつぶしてしまう」
この一節を読んだとき、まさに自分のことだと思いました。
“ちゃんとしなきゃ”“迷惑をかけちゃいけない”という気持ちから、自分を追い込んでいたんです。
自分らしく呼吸ができる場所で働こう、そう心から思いました。
そして、この本の中の「準備が整う日なんて永遠に来ない」という言葉を胸に、
完璧じゃない自分のまま動き出してみようと思えました。
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『「弱いまま」で働く』(エミリア・エリサベト・ラハティ著)
“強くならなきゃ”を手放す勇気
この本は、フィンランドの心理学者である著者が、自身の経験を通して
「強さとは、弱さを受け入れること」と語る作品です。
「不安や恐怖から起こす行動は、だいたいは自分を守ろうとしているか、
人を掌握しようとしているかのどちらかだ。
恐怖の反対は勇気でも愛でもなく、『手放すこと』だ。」
転職活動初期の私は、まさに“恐れ”から動いていた気がします。
「うまくやらなきゃ」「これを逃すと後がない」――そんな思いから間違った方向に頑張っていた気がします。
無理をし続けなければいけない環境(職場)であることがわかっているのに、そこに選ばれるための努力をして疲弊していました。
でもこの本を読んで、
「背伸びして頑張り続けるよりも、幸せでバランスのとれた状態でいられることを選びたい」と気づき、
『ちゃんとできる優秀な自分』を演じるのをやめ、等身大の転職をしようと思えました。
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まとめ
この2冊を読んで、「社会では評価されない」と思っていた自分の性格について、そのままでよいのだと思えるようになりました。
『静かな自分』も『弱いままの自分』も、そのままで働いていい。
そのままで働ける、そのままの自分だからこそ貢献できる場所を探すべきだ。
そう思えたからこそ、今の職場との縁を結べたのだと思っています。
もし今、仕事で自分を責めてしまうことが多いなら、
この2冊を読んでみてほしいです。
「そのままでもいい」と言ってもらえるような、やさしい本です。


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