40代女性の転職|【本音・リアル編】 転職後に感じた想定外のギャップ

転職・キャリア

転職して1か月以上経ちました。
日々の業務にも慣れ、周囲の人たちの名前や雰囲気もつかめてきた頃、
ふと立ち止まって感じることがあります。

それは「覚悟していたはずなのに、意外と心が動く瞬間が多いな」ということです。

40代の転職は、勢いや希望だけでは進めません。
待遇・環境・将来・自分のペース──
あらゆる面で「選択の重み」を実感しています。

ここでは、「転職後」に感じた良かったこと、そして正直に戸惑ったことをまとめてみたいと思います。

福利厚生の差に感じた現実

まず最初に戸惑いを感じたのは、福利厚生の差でした。

前職は非上場企業でしたが、上場企業のグループだったこともあり、福利厚生も整っていました。
それに慣れていた分、転職先での「最低限の制度」という現実は、想像以上にギャップが大きかったです。

前職では特別有給休暇という扱いだったものが無給休暇という扱いであったこと。
半年間は有給がないという制度上のプレッシャー。(前職は入社後すぐ数日付与されていました)
いずれも法律の範囲内ではありますが、「最低限のものしかないんだ」と感じてしまいました。
うまく言えないのですが、前職の方が社員を大切にしていたのでは?という戸惑いがありました。

もちろん、これは企業規模や業界の常識による違いでもあります。
“ベンチャー”を選んだ時点で、ある程度の覚悟はしていました。
それでも、実際に体験して初めて、「覚悟」と「現実」の差を実感しました。

職場の雰囲気と文化の違い

一方で、職場の空気はとてもウェルカムでした。
みなさん優しく、ギスギスした雰囲気がなく、何かあっても責め合うような空気がありません。

また、若い方が多く、会話の中で自然と家族や子どもの話題が出ます。
「既婚であることが当たり前」のような空気を感じることもありますが、
それは悪意ではなく、単に「今の職場の文化」なのだと思います。

むしろ、そうした環境の中で、
自分らしい働き方をどう貫くかを考えるようになりました。
「周囲に合わせすぎず、でも浮かないバランス」を探る毎日です。

仕事そのものへの向き合い方

仕事内容そのものには、今のところ大きなプレッシャーはありません。
前職では常に「ミスが許されない」緊張感の中にいました。
今はそこから解放され、少し楽に呼吸ができているように感じます。

ビジョンに共感して入社したこともあり、周囲には仕事に対して真摯な人が多いです。
「ビジョンに共感して働く」という姿勢は、前職にはなかった心地よさだと感じています。

想定外だったことと、踏み出してよかったこと

正直に言えば、想定外のこともありました。
制度や待遇面ではショックを受けましたし、キャリアの先がまだはっきり見えない部分もあります。

けれど、それでも――
転職そのものを後悔はしていません。

前職に残っていたとしても、自分の未来が見えなかったと思います。
今は、「頑張ろう」と思える場所がある。
その一点だけでも、転職してよかったと思います。

不安と向き合うということ

不安になった時はいつも、転職活動中にもらった、キャリアコンシェルジュの言葉を思い出します。

「何が正解か、と考え始めると辛くなります。
自分の選択を正解にしていく努力を続けましょう。」

この言葉の意味が、今になって少しずつ分かってきました。
転職は「結果」ではなく「始まり」です。
入社後の努力や関係性の築き方次第で、その選択を「正解」にしていこうと思います。

おわりに

転職してからの1か月、
嬉しいことも、戸惑うことも、たくさんありました。
けれど、ひとつ確信しているのは──

「踏み出さなければ、見えなかった景色がある」ということです。

40代の転職は、リセットではなく再構築。「これまでの自分」を否定するのではなく、
「これからの自分」を積み上げていくプロセスだと思います。

 シリーズまとめ

この「40代女性の転職リアル体験記」シリーズでは、
41歳・非管理職からの転職をテーマに、準備から応募・成功、そして転職後のリアルまでをまとめています。

このシリーズを通して伝えたかったのは、「40代からでも転職は遅くない」ということ。
そして「背伸びではなく、等身大の自分で挑む転職」が結果につながるのではないかということです。

これから転職を考えている方の参考になれば嬉しいです。

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