私は40代で転職をしました。

これまで転職決定までのあれこれを書いてきたのですが、今日は、転職後のことを書きたいと思います。
転職して2ヶ月ほど経ったころ、周りの人から「もう慣れた?」と声をかけられる機会が増えました。
気にかけていただいていているからこその言葉ですし、一般的には嬉しい言葉だと思います。
それでも、当時の私はこの言葉を聞くと胸の奥に小さなざわつきが生まれていました。
「はい」と言うにはまだ自信がない。
「まだです」と言えば、遅れているように聞こえてしまうのではないか。
どう答えるのが正しいのか、正解が見つからない感覚がありました。
✏️“慣れる”という言葉の曖昧さ
“慣れる”という言葉の範囲はとても広く、どこまでを含んでいるのかわかりません。
仕事の流れ、人間関係、暗黙のルール、ベンチャーらしいスピード感、通勤のリズム、生活の整え方。
どれも別々のペースで馴染んでいくものなのに、ひとつの問いでまとめて判定されるような気がして、私は毎回、どう返したらいいのか迷っていました。
✏️2ヶ月目に感じた“節目のプレッシャー”
一か月目は、慣れないことが多くて当たり前。そう自分に言い聞かせる余裕がまだありました。
でも、2ヶ月に入ると少し状況が変わりました。
「そろそろ慣れてきた?」
「もう流れつかめた?」
そんな空気を、なんとなく感じてしまったのです。
自分の中でも、
「あと一ヶ月で転職3ヶ月。そこでひとつの評価がされるかもしれない」
という焦りがありました。
中途採用だからこそ、3ヶ月は“結果を出せるようになる節目”と考えてしまっていたのだと思います。
でも実際は、文化の違いも大きく、仕事の進め方も前職と大きく異なり、なにが正解なのか手探りの毎日でした。
2ヶ月目は、
「慣れなきゃ」という気持ちと「まだ掴めていない部分」が同時に存在してしまう時期
だったのだと今なら思えます。
✏️気づいたときには、少しずつ馴染んでいた
振り返れば、慣れるというのは、ある日突然できるようになるものではありませんでした。
会議の空気、人との距離感、連絡のスピードや判断の仕方も、少しずつ身体の中に積み重なっていくものでした。
それなのに当時の私は、“転職3ヶ月”という区切りを意識しすぎて、
自分のペースを見失っていたのかもしれません。
「慣れた?」という問いにうまく答えられなかったのは、ただ途中にいただけの私だったのだと思います。
✏️おわりに:2〜3ヶ月目の不安は、きっと普通のこと
今でも「慣れた?」という言葉を聞くと、少しだけ胸がそわっとすることがあります。
でも、2ヶ月目~3ヶ月目の不安や焦りは、中途転職ではむしろ自然なことなのだと思います。
経験があるからこそ、新しい環境にフィットするのに時間がかかる。
その中で「どう答えるのが正しいんだろう」と迷うのも、当然のこと、そうわかっていても気持ちが揺れてしまうこともあります。
まとまりませんが、転職後の戸惑いを書き残しておきたいと思いました。
もしこの記事が、同じように「慣れた?」という言葉に戸惑ったり、
“2〜3ヶ月目の焦り”に息苦しさを感じている人に届いて、
「そうだよね。自分だけじゃないよね」と思っていただけたらうれしく思います。

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