40代女性の転職|【番外編】複数の転職サービスを使って感じた違い

転職・キャリア

40代で転職活動を始めるとき、まず悩むのが「どのサービスを使えばいいのか」ではないでしょうか。
私は41歳で転職活動を始めた際、まずビズリーチに登録しました。
そしてビズリーチのスカウト経由でリクルートエージェントパソナキャリア、そのほかいくつかの中小規模のエージェント を利用しました。

ここで紹介する内容は、すべて私が実際に使って感じた印象をもとにしたものです。
感じ方には個人差がありますが、これから転職を考える方の参考になれば嬉しいです。

ビズリーチ ― キャリアの棚卸しに最適なスカウト型サービス

よかった点
  • キャリアコンシェルジュサービスが非常に役立つ。
     自分の経歴を整理し、強みや希望条件を可視化するのに非常に有効でした。

  • 検索では出会えないエージェントと出会える。
     独自の人脈を持っている、大手以外のエージェントとも出会うことができる点も魅力です。

  • 自分の市場価値が把握できる。
     スカウト内容から「今の自分にどんな求人が来るのか」が明確にわかります。

  • 企業から直接スカウトが届くこともある。
     企業から直接スカウト(面接確約)がくることも魅力だと思います。

気になった点
  • 企業からのスカウトはCMの印象より少なめ。
     企業からのスカウトはもちろんありますが、私の場合はエージェント経由の声かけが中心でした。CMなどのイメージとは少し異なるかもしれません。

  • エージェントの質にばらつきがある。
     熱心に提案してくれる人もいれば、テンプレート的な対応もありました。職務経歴を読み込んで…ではなく、在籍している企業の規模や所属部署だけで判断されているのかな…と思うことも。

まとめ(印象)

登録する価値あり。
スカウトやキャリアコンシェルジュなど豊富なサービスがあり、転職活動の“最初の一歩”としておすすめします。

リクルートエージェント ― 圧倒的な求人数と書類サポート

よかった点
  • 求人数が非常に多い。
     業界最大手だけあり、あらゆる業界・職種の求人が揃っていました。求人数はダントツに多かったです。

  • 書類添削のレベルが高い。
     職務経歴書の具体的な改善ポイントを示してもらえ、完成度が一気に上がりました。そういったノウハウの蓄積も最大手だな、と感じます。

気になった点
  • 紹介求人の中には“とりあえず案内”のような案件もある。
     担当者から「ぜひ」と言われても、書類選考で落ちるケースも少なくありませんでした。
     テンポ重視のスタイルで、マッチ度よりスピードを優先している印象です。ゆっくりじっくり取り組みたい、という人には不向きかもしれません。

まとめ(印象)

求人数の多さと添削力は圧倒的。
提案を取捨選択できる冷静さは必要だと思いますが、業界最大手だけあり、登録して損はないと思います。

パソナキャリア ― 丁寧で誠実な対応。安心感重視の人に

よかった点
  • 全体的に対応が丁寧で安心感がある。
     話をしっかり聞いてくれる印象が強く、落ち着いて相談することができました。

  • 無理に応募を促されない。
     担当エージェントによると思いますが、じっくり考えたい人には寄り添ってくれる雰囲気がありました。

気になった点
  • こちらのテンションが下がっている時は、フォローがやや薄い。
     テンポを重視するタイプではないため、自分から動かないと進みにくい場面もあると思います。

まとめ(印象)

良くも悪くも「無難で安心」。
丁寧な対応を重視したい人には向いていると思います。一方でスピード感を求める人には少し物足りないかもしれません。

その他小規模エージェント ― “人で選ぶ”スタイルのサポート

よかった点
  • ピンポイントな求人紹介が多い。
     経歴や希望条件をよく理解したうえで、合いそうな求人だけを提案してくれたため、無駄がなかったです。

  • 大手では出会えない求人を扱っている場合もある。
     企業とのつながりが深く、非公開求人(現職)に出会うことができました。

気になった点
  • 対応品質の差が大きい。
     大手でもばらつきはありますが、大手以上に担当者によっては連絡が遅い、求人が少ないなど差が出てきます。
     また、本当にいろんなエージェントがいるため、最初の面談で「信頼できるか」を見極めることが重要になってくると思います。

まとめ(印象)

利用するには少し勇気が必要。
ただし、私のように相性が合えば、最も自分らしい転職が叶う可能性もあるはずです。

まとめ ― 組み合わせて使うのが正解

私なりの結論ですが、40代女性の転職では、「どれか1つに絞る」よりも、複数を組み合わせて使うのが効果的です。
登録エージェントが複数になると、応募管理に手間がかかってしまいますが、それ以上にメリットの方が大きいと思います。

サービス 得意分野 向いている人
ビズリーチ スカウト・市場価値把握 まず動き出したい人
リクルートエージェント 求人数・スピード 幅広く応募したい人
パソナキャリア 丁寧な対応・安心感 不安を感じやすい人
小規模エージェント マッチ度・人間的サポート 相性重視で探したい人

どのサービスにも強みと弱みがあります。
私の場合、実際に登録してみて「自分と合う」と感じたサービスを中心に使うのが一番効率的でした。
少しでも参考になればうれしいです。

おわりに

転職サービスを使い分けながら活動を進める中で、「本当にこの年齢で転職して大丈夫だろうか」「条件を下げるべきか」など、気持ちの浮き沈みを何度も経験しました。

そうして迎えた転職先での新しい日々は、
頭で思い描いていた世界と、目の前の現実に小さなズレがありました。

次の記事では、転職活動を終えたあとに感じた40代女性の本音や不安、そして変化について、実体験をもとに正直に書いていこうと思います。

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